蛋白質リン酸化反応を超高感度に検出するためのリン酸基認識試薬の開発と応用
研究代表者 |
木下 英司 広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 近年、蛋白質リン酸化反応の検出技術は、癌などの分子標的薬のスクリーニング法として注目を集めている。よって、生体内のごく僅かな蛋白質リン酸化反応を網羅的にプロファイルできる、より特異的で、かつ、超高感度な分析技法の開発が急務である。申請者はリン酸基を特異的に捕捉する亜鉛錯体(フォスタグ)に1分子のビオチンを導入したリン酸基認識素子を既に開発している。本研究では、これを改変させることで、既存の機器や発光試薬を改良することなく検出感度を飛躍的に高めることを目指し、以下の目標を設定する。1複数分子のビオチンを導入した誘導体を合成する。そして、2それをペプチドアレイチップやティッシュアレイチップ等のラボオンチップ技術に応用することで、簡便・高効率、かつ、超高感度に蛋白質リン酸化反応を検出するための新しい分析技法を創出する。
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