薬物の組織移行性に影響する複数の血清蛋白結合状態の同時測定法
研究代表者 |
川井 惠一 金沢大学, 医薬保健研究域, 教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 本課題では、医薬品の体内動態、特に標的組織への移行性や体外排泄性に大きく影響する血清蛋白結合状態を個別にモニターするため、多くの医薬品に共通する結合部位を同時に測定するモニタリング法を確立するための技術開発を行う。既に、放射性化合物を用いて、極少量の患者血清同一試料から血清蛋白上の複数の結合部位の結合状態を同時に測定する方法を確立し、特許化した(US 7175991)。この原理を光測定技術に応用し、臨床現場で簡便な方法にて投薬設計に重要な、新たな個別化情報を取得し得る検査法を確立する。
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