自動車用部材としてのハイコストパフォーマンスシリカ/ポリカーボネート系ナノコンポジット材料の開発
研究代表者 |
棚橋 満 名古屋大学, 工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 量産に適した簡易手法により、高剛性・高耐衝撃性を有するシリカ/ポリカーボネート(PC)系ナノコンポジットを調製することを目的とした研究である。シリカナノ粒子の水溶液分散系(ゾル)の安定度を制御することで孔構造や強度を制御したシリカナノ粒子凝集体を予め作製し、これを溶融状態のPCと共に混練することにより、PC融体内部で解砕・分散させる。このような本系ナノコンポジットの簡易調製技術の確立に加え、コンポジットの機械的特性も評価して、耐衝撃性が要求される自動車用構造部材への適用の可能性を探索する。
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