近赤外分光法によるドライバーの脳血流動態測定による道路の走りやすさ評価システムの開発
研究代表者 |
谷口 栄一 京都大学, 工学研究科都市社会工学専攻, 教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 道路の走りやすさについての従来の客観的評価手法は、国土交通省「道路の走りやすさマップ」など、道路の構造特性に基づいたものである。これに対し、本研究では、ドライバーの前頭前野における脳血流動態について近赤外分光法(NIRS: Near Infra-Red Spectroscopy)を用いて直接測定する。NIRSは、ポータブルかつ低コストで脳血流動態を測定可能である。これにより自動車運転中におけるドライバーの前頭前野の負荷と、道路構造・交通状況などとの関連を分析し、道路の走りやすさをドライバーへの生理的負荷という観点から客観的に定量的に評価する。
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