プロテアーゼ活性化受容体の機能に着目した新規心不全治療薬の開発
研究代表者 |
大谷 ひとみ 関西医科大学, 医学部, 講師
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 狭心症、心筋梗塞の虚血性疾患による心不全の発症・進展要因として局所での炎症反応が注目されている。特に虚血時に微小血管壁の破綻で心筋内に漏出したトロンビンや心臓内局所に集積した炎症細胞から放出される多くの蛋白分解酵素(プロテアーゼ)による受容体刺激が、心臓の機能低下に関わることが最近判ってきた。本研究では、プロテアーゼ活性化受容体刺激が心肥大を誘導する機序について、疾患モデル動物や細胞レベルで明らかにするとともに、新規心不全治療薬としての可能性を追求する。
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