研究代表者 |
柴田 哲男 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2009
|
概要 | サリドマイドの分子は、不斉中心にフタロイル基を持つR体と、その鏡像であるS体によって構成されている。ラセミ体の服用により、催奇形性を併発する重篤な副作用が見られるため、催奇形性のないR体を薬剤として使用する必要がある。しかしながら、R体のみで構成されるサリドマイドであっても、投与後、体内でラセミ化しS体が生じてしまうため、たとえ光学活性体を使用しても副作用を回避できないという問題点が残っている。本課題では、ラセミ化しないサリドマイドを開発する。
|