新規神経保護化合物フェニルチオシクロペンテノンの開発と応用
研究代表者 |
平田 洋子 岐阜大学, 工学部生命工学科, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2009
|
概要 | 神経の生存・維持に重要な役割を果たす神経栄養因子はペプチド性であり、通常の末梢投与では脳への移行性は著しく低くその投与方法は脳内投与に限定される。このため、血液脳関門を通過しやすく神経栄養因子産生促進効果の高い低分子フェニルチオシクロペンテノン化合物の開発が望まれている。本研究では、動物病態モデルにおける化合物の末梢投与による有効性を検証し、脳内で神経栄養因子産生促進効果を示し、血液脳関門透過性を確認する。今後、化合物の構造修飾・最適化を行う事により、バイオアベイラビリティーの高い化合物を創製し、神経変性疾患の治療薬に向けた薬剤候補化合物の創製をめざす。
|