不溶化柿渋を利用した金めっき洗浄水からの金回収ゲルの開発
研究代表者 |
杉内 重夫 福島県ハイテクプラザ, 研究開発部材料技術科, 主任研究員
|
研究期間 (年度) |
2009
|
概要 | ポリフェノールの一種である柿渋の特性である還元性と金属イオン結合性を利用し、金めっき洗浄液に含まれる数ppmの金を効率よく回収するための研究である。本来、水溶性である柿渋を高分子化することによりフェノール活性を残したまま不溶化し、アルギン酸ゲルと分散・固定化させ金回収ゲルを製造する。今回は柿渋を固定する母材となるアルギン酸ゲルの高強度化と、柿渋の凝集を抑制したゲル中への分散方法、および回収槽の設計について研究する。
|