感温性磁性体を用いた悪性腫瘍の低侵襲的温熱療法に関する研究
研究代表者 |
小川 純一 秋田大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 癌細胞は、正常細胞と異なり43°C近傍でアポトーシス・壊死が増大する。この性質を応用し、癌に対して温熱療法が行われている。我々は、一定の温度に達すると磁性が失われ、発熱が停止する固有のキュリー温度を有する感温性磁性体を悪性腫瘍内に注入し、体表からの高周波磁場誘導加熱で正確に温度自動制御可能な、悪性腫瘍の低侵襲的温熱療法を考案した。従来の治療に比べて、再発に際し何回でも非観血的に治療が行える。
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