色素結合法を用いる簡易尿タンパクセンシングシステムの開発
研究代表者 |
酒井 忠雄 愛知工業大学, 工学部応用化学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 最近国内で糖尿病の推定罹患者は200万にも達すると云われ社会的関心も高まっている。多くの尿検査には染料TBPBを含浸させた試験紙が用いられる。しかしこの判定は(-、±、+、++)で行われる。これを濃度で表示すると30~1000ppmとされ、判定濃度範囲は300ppmごとで判定精度は悪い。そこで簡易・高精度の尿タンパクのセンシングシステムの開発を行う。既にタンパクと結合し異染色性を示す染料を見出しており、センシングシステムへの導入は可能である。試薬と試料の反応は0.5mmのテフロンチューブ内で進行させ小型検出器で自動計測する。
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