研究代表者 |
中尾 隆文 大阪市立大学, 医学研究科, 講師
|
研究期間 (年度) |
2009
|
概要 | 多発性骨髄腫は造血器悪性疾患の中では最も頻度の高いものの一つで、本邦でも人口の高齢化に伴い増加の一途を辿っている疾患であるが、病勢を正確に反映する腫瘍マーカーと言えるものが存在しないために臨床病期の判定が困難で、治療介入の時期決定に支障を来している。本研究の目的は多発性骨髄腫患者血清中の抗体を腫瘍細胞との抗原抗体反応でスクリーニングし、質量分析計を用いて多発性骨髄腫の腫瘍マーカーとなり得る蛋白を特定することである。
|