骨腫瘍に対する抗がん剤・カフェイン含有リン酸カルシウムペーストの実用化
研究代表者 |
白井 寿治 金沢大学, 医薬保健研究域, 助教
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 抗がん剤にカフェインを併用すると顕著な癌治療効果が発現する事を明らかにしており、その研究は昨年、文部科学大臣賞を受賞した。この併用療法を局所的に強く作用させることが可能なら、更に治療成績を上げ、副作用を減らす事が出来る。人工骨であるリン酸カルシウム骨ペースト(CPC)は、drug delivery systemの基材として優れた徐放能をもっており、悪性骨腫瘍・転移性骨腫瘍に対する治療への応用が期待されている。今回、抗がん剤のシスプラチンとその増強効果を示す薬剤であるカフェインをこのCPCに含有させることで、局所治療効果の高い骨補填剤を開発する。
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