心筋細胞内カルシウムを制御する新たな心不全治療薬の開発
研究代表者 |
乾 誠 山口大学, 医学系研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 心臓の収縮・弛緩は心筋細胞内Ca2+により制御され、心筋小胞体の膜蛋白質ホスホランバンは、細胞内Ca2+調節で主要な役割を果たす。本研究では、ホスホランバンに結合する一本鎖オリゴヌクレオチド(アプタマー)を利用して、心筋小胞体Ca2+輸送を促進することにより弛緩の促進と強心作用をもたらす新たな心不全治療薬を開発することを目指す。そのためアプタマーのヌクレオチド配列の最適化、血中での安定化、細胞内導入法を検討し、心不全モデル動物での効果を確認する。
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