三大疾病予防食品、医薬品への展開を想定した「共役リノレン酸」の実用生産
研究代表者 |
安藤 晃規 京都大学, 全学寄附研究部門, 特定助教
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 分子内に共役した二重結合を持つ共役脂肪酸は、抗癌、抗動脈硬化、抗酸化作用を示し、日本における三大疾病、脳卒中、心筋梗塞、癌のリスクファクターを軽減する生理活性を有する。本研究は植物油から容易に得られる「α-リノレン酸」を原料とし、食経験豊かな乳酸菌を菌体触媒として用いることで、共役脂肪酸の一種である「共役リノレン酸」の実用生産法を開発し、機能性食品、医薬品への応用展開、あるいはこの変換反応を担う乳酸菌を利用した食品開発への端緒を提示することを目的とする。
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