概要 | 本研究では、ポジトロン放出核種68Ga がサイクロトロンを必要とせず、簡便なジェネレータから産生できること、また1,4,7,10-テトラアザシクロドデカン-1,4,7,10-四酢酸(DOTA)との錯体において、4つのCOOH 基のうち2つが錯体形成に関与していないことに着目して、この2つのCOOH 基に、機能性分子を導入した多機能性ガリウム錯体の合成法を確立することを目的とする。本手法により、様々な疾患の診断を可能とするPET 薬剤への応用とともに、2 つの異なる機能を有する分子を導入した多機能性PET薬剤への展開を試みる。
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