中性条件下での不飽和アルコールへの常圧二酸化炭素固定
研究代表者 |
南方 聖司 大阪大学, 大学院 工学研究科 応用化学専攻, 准教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 古くから二酸化炭素は有機合成(ものづくり)に利用されてきた。しかし、その固定化には、強い塩基や加圧条件が必要不可欠であった。合成化学におけるエネルギーについて、原料物質の製造および反応条件などトータルで考慮すれば、塩基の調製や加圧には多くのエネルギーを要し、たとえ二酸化炭素を固定してもその分あるいはそれ以上に排出している場合が多い。そこで、単純な(入手容易な)物質から有用な物質への変換において、塩基の添加や加圧条件を全く必要としない二酸化炭素の固定化法の確立を目指し、本研究では不飽和アルコールへの二酸化炭素固定による環状カーボネート合成について検討する。
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