研究代表者 |
北爪 英一 岩手大学, 人文社会科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 遠心力を利用した分離技術の一つである、「高速向流クロマトグラフィー」による重金属元素の高感度分離分析について、装置開発を含めた系統的研究を展開している。濃縮率を上げるために必要な、高速回転に耐えうる、最適なチューブ形状を考案し(特許第3756649号)、従来の方法に比べ約100倍の感度向上を達成した。また河川水や海洋水などの環境水中に排出された環境汚染物質を効率的に濃縮処理するため、装置のカラム部分を改良し新しい流路機構を提案した(特許第4249080号)。これを用いて汚染除去装置としての可能性を検討している。
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