研究代表者 |
田村 賢司 高知大学, 医学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 前立腺特異抗原(PSA; Prostate Specific Antigen)は最も広く用いられている前立腺癌のスクリーニング検査の一つであるが、前立腺癌の有病率は従来考えられていたよりもはるかに高く、生検が推奨されるPSAの閾値を下げれば下げるほど、過剰診断が増えることが明らかになっている。理想のマーカーとしては、早期の前立腺癌を検出するにとどまらず、患者の予後を反映するものが望ましい。つまり、すぐに治療が必要な進行の早い癌なのか、生命に影響を及ぼすとは考えにくいため経過観察すればいい癌なのかということである。本研究は、PSAに替わる次世代バイオマーカーの開発とその臨床応用を目的とする。
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