生体内特異的な癌抗原の同定とそれを標的とした治療法の開発
研究代表者 |
津田 真寿美 北海道大学, 医学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 腫瘍組織中の癌細胞は、単独培養条件下とは異なり、腫瘍微小環境を構成する種々の間質細胞との相互作用が要求される。この環境の相違は、培養細胞と組織中癌細胞間の遺伝子発現プロファイルに変化を生じさせ、実験段階と臨床現場間における抗がん剤の効能の格差にも繋がる。本研究では、癌細胞が腫瘍微小環境に適応するために必要な因子を探索、組織としての癌の性質を理解し、それを標的とした治療技術の確立を目指す。
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