水ストレス低減に貢献する低バイオファウリング中空糸膜の開発と浄水処理へ応用
研究代表者 |
松山 秀人 神戸大学, 工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 世界の広範な地域での水不足が予測されている。水不足を解決する手段としては膜技術がその根幹を担うものと言えるが、既存膜では膜の表面で原水中の微生物が繁殖するため、膜が閉塞し性能が低下する「バイオファウリング」という大きな問題があった。本研究では、中空糸膜の表面に親水性の高分子をグラフトし、膜の親水性化により、フミン酸等の有機物に対するファウリングを抑制することに加え、グラフト鎖内に銀ナノ粒子を形成させ、バクテリアの死滅機能を有した低バイオファウリング性をも併せ持つ中空糸膜の開発を行う。
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