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角膜移植の治療成績を向上させる新しいドナー角膜保存液の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

小泉 範子  同志社大学, 生命医科学部, 准教授

研究期間 (年度) 2009
概要角膜混濁に対する外科的治療法としてドナーから提供された角膜組織を用いた角膜移植術が広く行われている。角膜移植の治療成績を不良にする要因の一つとして、移植後のドナー角膜組織の角膜内皮細胞密度が減少することによって、再び角膜が混濁する移植片機能不全がある。現在、米国および日本を含む多くの国々では、ドナーから提供された角膜組織を患者に移植するまでの間、ドナー角膜を角膜保存液に浸漬して4°Cで冷蔵保存する方法が用いられているが、保存期間中に角膜内皮細胞が障害されて移植後早期に内皮細胞密度が低下してしまう可能性がある。代表研究者らは角膜内皮細胞に対する接着、増殖促進効果を有するRhoキナーゼ阻害薬を添加することにより、保存中の角膜内皮細胞障害を軽減し、角膜移植の治療成績を向上させる新しいドナー角膜保存液の開発を行う。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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