糖尿病合併症やがんの発症を予防する食品因子の評価系の開発
研究代表者 |
伊藤 友子 京都府立医科大学, 医学部生体機能分析医学講座, 准教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 2007年国民健康・栄養調査の結果で約2210万人と推計された糖尿病患者のうち、治療患者の合併症に罹っている割合は約7割以上を占め、合併症への進行はもはや命に関わる。現時点では糖尿病の完治はほとんど望めないとされ、合併症の発症予防が不可欠である。代表研究者は独自に開発した糖尿病合併症発症に関与するマーカーを指標に、胃粘膜および腸上皮細胞を利用して食品成分中より本合併症発症やがん発症を防御する因子を探索する簡便な評価系の確立を目指す。本課題達成と同時に、得られた成果をもとに、食品因子の生体内での機能を適切に評価するための系を確立する。
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