全年齢層に対応可能な小麦依存性運動誘発アナフィラキシー診断法の開発
研究代表者 |
高橋 仁 島根大学, 医学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | これまでに、小麦依存性運動誘発アナフィラキシーの主要な抗原であるω-5グリアジンを用いた本疾患に対する診断法を開発した。本法の成人患者における陽性率は非常に高いものの、未成人患者における陽性率は低い。その原因として、未成人患者は、ω-5グリアジンとは異なる小麦タンパク質が抗原であることが示唆された。本課題は、未成人患者における診断精度の向上を図るため、一度の測定で複数の小麦抗原が検査可能な診断法を確立することを目的とする。複数の小麦抗原を搭載したプロテインアレイを作製し、その有用性を検証する。
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