カニ殻に含まれるキチン、キトサンを分解する微生物農薬の開発
研究代表者 |
草桶 秀夫 福井工業大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 本研究は、カニ殻の有効利用に着目し、カニ殻に含まれるキチンおよびキチン誘導体物質のキトサンを分解する微生物を微生物農薬として応用することにある。キチンおよびキトサンを分解する微生物を活用し、野菜の病原菌に対する抗真菌性効果と微生物による野菜類の成長効果について検討する。カニ殻由来キチン、キトサンとキチン、キトサン分解菌を配合した土壌肥料を用い、モデル野菜としてポット苗を用いたトマトやナスの栽培を実施する。本研究は、化学農薬に変わる肥料としての効果を有する微生物農薬の開発に向けられ、新しいバイオ産業の創出につながることが期待される。
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