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ペプチドのβ-シート構造を利用した組織工学用足場の創出

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

平野 義明  関西大学, 化学生命工学部, 教授

研究期間 (年度) 2009
概要本研究は、ペプチドの特徴的な2次構造であるβ−シート構造を用いて、その自己組織化能を利用することにより、組織工学用材料として3次元の細胞接着性足場を創出することを目的とする。そのためにβ−シート構造を形成するペプチドと細胞との親和性を向上させるペプチドを融合することにより、飛躍的に多機能となるペプチドファイバーを分子設計する。キーとなるペプチドの合成・構造・細胞接着性足場の評価をはじめ、組織工学・再生医療用材料としての機能との相関性を、実験・理論の両面から系統的に行うことが可能であることが特徴である。また、実用化に向けてペプチド材料を製造・販売している企業との連携により、より有用性の高い材料にするための医学系研究機関と生物学的な試験を広範囲で実施する予定である。これらの材料開発が実現できれば医療分野(再生医療)の細胞の足場として大きく貢献できるものである。また、医療現場での要求が非常に高いため、開発を急がねばならないテーマである。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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