遺伝性・炎症性角化症に対するカンナビノイド作動薬による治療の確立
研究代表者 |
高橋 健造 京都大学, 医学研究科, 講師
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | ダリエー病や尋常性乾癬などの角化症に対してのカンナビノイド作動薬をもとにした外用剤の開発が目的である。ダリエー病は思春期以降に発症する極めて難治な皮膚疾患であり、ATP2A2遺伝子の変異により小胞体カルシウムポンプの蛋白量が低下し、正常な角化プロセスより逸脱し特有の皮膚症を発病する。 この発症機序より残存するATP2A2対立遺伝子の発現を亢進させることが治療になりうるとともに、表皮角化細胞のカルシウム濃度を安定化をもたらし、広く炎症性角化症に対する治療薬になりうると考えた。
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