安価で環境負荷の少ない医農薬原料合成:鉄触媒によるアニリン類の合成
研究代表者 |
砂田 祐輔 九州大学, 先導物質科学研究所, 助教
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | アニリン誘導体は医薬・農薬における重要な合成中間体であるが、従来は白金触媒やパラジウム触媒を用いた合成が多く行われてきた。これまで申請者らは、鉄触媒存在下で、安価かつ安全で取扱い容易なヒドロシランを還元剤にし、様々なニトロ化合物のアニリン合成反応を開発してきた。本課題では、鉄触媒のカプセル化による生成物からの容易かつ完全な分離へとさらに展開し、触媒金属残存量が人体への許容量以下になる簡便で実用的なアニリン合成プロセスを実現する。
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