ピロソームによる膜蛋白質の膜間移行を利用したインフルエンザ人工膜ワクチンの製造
研究代表者 |
上野 雅晴 富山大学, 大学院医学薬学研究部, 教授
|
研究期間 (年度) |
2009
|
概要 | 新規インフルエンザワクチンとして人工膜ワクチンを調製し、医療応用を念頭に投与経路を検討する。すなわち、サル腎由来CV-1細胞にインフルエンザウイルスを感染させ、膜表面に突出したインフルエンザ抗原蛋白質を膜蛋白質の膜間移行を利用してリポソームに移し、ビロソームを構築する。これを種々経路で実験動物に投与し、免疫能を評価する。この方法で調製したワクチンは感染力を有するウイルスへの復帰の危惧はなく、卵アレルギーの人への摂取を可能にする。
|