多発性嚢胞腎の治療薬開発を支援するPKDシグナル活性評価法の開発
  
  
  
 
  
  
   
    
    
    
    
      
        
          | 研究代表者 | 越智 陽城  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教 | 
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     | 研究期間 (年度) | 2009 | 
    
    
    
    
    
    
    
    | 概要 | 多発性嚢胞腎(polycystic kidney disease : PKD)は、中年期以降に腎不全を引き起こす進行性遺伝疾患であり、我が国には現在10万-20万人の患者が存在する。これまでに、PKDは膜タンパク質であるPKD1あるいはPKD2の機能不全によって発症すること、またそれら腎組織ではPax2タンパク質の発現が亢進することが明らかにされている。しかしながら、PKDシグナルの分子機序が解明されていないため、未だ根本的な治療薬の開発がなされていない。我々はPax2遺伝子近傍のゲノム領域の解析から、Pax2の腎臓での発現を調節するシス配列を発見した。本研究は、このシス調節配列を用いて腎細胞でのPax2の発現を定量的にモニタリングするシステムを構築し、PKD治療薬の開発を支援することを目的とする。 | 
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