受容体型チロシンホスファターゼSAP-1を標的とした炎症性腸疾患の新たな治療法の開発
研究代表者 |
村田 陽二 群馬大学, 生体調節研究所, 助教
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | クローン病や潰瘍性腸疾患に代表される炎症性腸疾患は、主に腸管内の免疫制御機構の破綻により発症する難治性の疾患である。また、我が国においてその罹患率は増加の一途をたどっており、有効な治療薬の開発が望まれている。最近、研究代表者は消化管粘膜上皮細胞に特異的に発現する受容体型チロシンホスファターゼSAP-1が、炎症性腸疾患の発症を抑制的に制御することを見出している。そこで本研究では、SAP-1の機能を制御することにより新たな炎症性腸疾患の治療法の開発を目指している。
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