遅れ破壊特性に優れた超高強度TRIP型マルテンサイト鋼の開発
研究代表者 |
塩田 祐久 津山工業高等専門学校, 機械工学科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 近年、乗用車の車体軽量化と衝突安全性の向上が求められている。現在、590~980MPa級の高強度鋼板が多くの乗用車に適用されているが、将来的には1280MPa級以上の超高強度鋼板が必要となってくる。一般的に、高強度鋼板は980MPaを超えるとプレス成形性、衝撃特性が著しく低下する。さらに、水素による脆化が問題となる。本研究では、母相をマルテンサイトとしたTRIP型マルテンサイト鋼(TM鋼)の遅れ破壊特性を調査して、優れた水素脆化特性を有する超高強度鋼板を開発する。
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