生体的鉱物学的フッ素不溶化による鉄鋼スラグの循環資源化
研究代表者 |
高橋 史武 九州大学, 工学研究院, 助教
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | 本研究では簡易・低コスト・高環境安全な手法で鉄鋼スラグ中のフッ素を鉱物学的に不溶化させ、同時に生成フッ素鉱物によって環境浄化機能を発現させることを狙う。歯科分野での知見に着目して、骨生成を模擬した生体的鉱物学的反応によって微生物親和的な表面性状を有するフルオロアパタイトを鉄鋼スラグ表面に形成させる。フッ素の鉱物学的不溶化だけでなく環境浄化機能という付加価値を与えることで、リサイクル材に土石系天然資源に勝る市場競争性を実現させる。
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