血中テネイシンX の濃度測定による血管疾患早期発見診断法の開発
研究代表者 |
松本 健一 島根大学, 総合科学研究支援センター, 教授
|
研究期間 (年度) |
2009
|
概要 | 国民の高齢化により、血管疾患は急激に増加しつつある。そのため、分子レベルでその発症機構を理解すると同時に、是非とも血管疾患の早期の診断法の確立が必要である。我々が見いだしたテネイシンX(TNX)は、血管疾患に伴い発現量が変動する細胞外マトリックス分子として報告され、血管疾患マーカー蛋白質としての可能性を秘めている。本研究課題においては、血管疾患患者の血清を用いて、テネイシンXの血中濃度を簡便に測定できる酵素免疫測定系(ELISA)を開発し、血管疾患早期発見診断法の実用化を目指す。
|