乳癌の悪性決定因子に対する阻害剤の探索と治療戦略の開発
研究代表者 |
有馬 好美 慶應義塾大学, 医学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2009
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概要 | ホルモン受容体陰性でHER2陰性の乳癌には、細胞毒性抗癌剤が用いられるが、治療が奏効する症例としない症例が存在し、治療抵抗性の症例は極めて予後が悪い。治療反応性を判別することができる予測因子や治療法はまだわかっていない。本研究では、私達が悪性度を規定する因子として同定した新規タンパク質に対する阻害剤を探索し、分子背景に基づいた抗癌剤の選択と個別化された新たな治療戦略を構築することを目的とする。
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