概要 | ダイズなどに含まれるイソフラボノイドは、女性ホルモン(エストロゲン)様活性を持ち更年期障害や前立腺がんを抑えることから大変注目されている。しかしこれは腸内細菌により分解されe-quolやO-DMAに変換される。代表研究者はこれらの変換に関与する微生物をヒト腸内から分離している。本研究ではこれまで報告の無いO-DMA産生菌(Clostridium SY7918株,新属)についてゲノム解析を行いO-DMA生産に関わる遺伝子群の解明とそれを用いたO-DMAの大量生産系の構築を目指す。O-DMAは、エストロゲンのアゴニストとしての作用が期待されており、今後サプリメントや医薬品への応用が期待されるが現在天然品は入手困難である。これらの用途開発に使用できる量の生産系の構築を目指す。
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