植物由来シリカを用いた高耐塩素性・高耐摩耗性を有する複合ゴムの開発
研究代表者 |
梅田 純子 大阪大学, 接合科学研究所, 特任研究院
|
研究期間 (年度) |
2009
|
概要 | 現行のEPDMゴムでは、補強材としてカーボンブラック(CB)を添加しているが、水道水中の残留塩素により溶出したCBが発癌性物質であり、現行ゴム素材における耐塩素性が問題視されている。本研究では、植物由来シリカ粒子が非発癌性で、かつ食品添加物試験・医薬部外品試験などをクリアした高い安全性と、シリカの特性である高剛性・超微細多孔質構造に着目し、CBを含まない植物由来シリカ補強複合ゴムを開発し、水道管や食品・薬品製造装置用パッキンへ適用する。
|