概要 | 「がん幹細胞」は最近の研究から、腫瘍の治療抵抗性・転移能に深く関与することが分かってきている。申請者はこれまでに、PET*用放射性薬剤64Cu-ATSMが腫瘍内のがん幹細胞局在低酸素領域に集積し、非侵襲的にがん幹細胞領域を画像化できるとして特許出願している(特願2008-173276、特願2008-151722)。本研究では、64Cu-ATSMのがん幹細胞局在領域診断薬剤としての実用化を目指し、64Cu-ATSMの集積特性とそのメカニズムについて明らかにする。 *PET (Positron Emission Tomography, 陽電子放射断層撮影)
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