省エネルギー社会のための新熱電材料の開発に関する研究
研究代表者 |
知京 豊裕 独立行政法人物質・材料研究機構, ナノエレクトロニクス材料ユニット, ユニット長
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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概要 | 近年、廃熱の再利用と環境負荷の観点から金属酸化物を使った熱電材料が注目されている。金属酸化物には半導体的な性質をもつ材料があり、キャリア濃度や伝導機構は材料と組成、それに酸素空孔量に依存している。しかし、現時点では性能を発揮する温度領域が高いことや十分な電力が取り出せないなど課題も抱えている。本研究交流は一般的な廃熱温度領域で動作する新熱電材料の開発を目指す。 具体的には、日本側はコンビナトリアル手法を使った材料合成とその評価を分担し、中国側は計算科学を使った材料設計を分担する。韓国側は主にデータマイニングによる材料探索を分担する。 3ヵ国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、これまでにない新熱電材料の発見につながることが期待される。
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研究領域 | 地球規模課題、及び北東アジア地域で重要な課題 |