ヒトの生涯にわたる健康に及ぼす乳幼児期の栄養ならびに腸内菌の影響
研究代表者 |
伊藤 喜久治 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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概要 | 本研究交流は、新生児の腸管機能の発達は栄養素(オリゴ糖)と腸内菌により影響されることの実証を目的とする。日本側は乳幼児や成人より分離したビフィズス菌株を無菌マウスに投与し、ビフィズス菌単独投与マウスを作製する。ニュージーランド側では各種動物のミルクより各種オリゴ糖を分離、ビフィズス菌単独投与マウスに投与して腸管機能、代謝に与える影響をOMICS技術を用いて検討する。さらにこのオリゴ糖、ビフィズス菌を組み合わせてSPFマウス、ヒトフローラマウスの親に摂取させ、仔マウスの腸管機能の発達への影響、各種病態モデルマウスでの病態発現への影響を検討する。本プロジェクトは日本―ニュージーランドで新たな研究ネットワークを構築し、新生児と母親の栄養、腸内菌管理の原則を提示することで新規の機能性食品の開発が期待される。
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研究領域 | 機能性食品 |