研究代表者 |
笠井 和彦 東京工業大学, 建築物理研究センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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概要 | 日本や中国で都市化とともにますます建設されている超高層建物が地震時に被害をうけた場合、深刻な事態となることは明らかである。大破または崩壊という大惨事に至らなくても、沢山の人がその中で活動している超高層建物の機能が停止すれば、大変な問題となる。本研究は、極大地震に対しても超高層建物を無損傷に保つ技術を検討する。日本側は、実績・研究共に世界で群を抜く日本の制振や免震などの先端技術の効率的な適用法を検討し、主に主架構が鉄骨構造である場合を考慮する。中国側は、世界の上位15棟の超高層建築物のうち8棟という中国の実績や現実的な知見を生かし、主架構が鉄筋コンクリートの場合を検討する。2ヵ国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、両国の超高層建物を地震から守り、多くの人命や社会経済・環境の保護につながることが期待される。
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研究領域 | 都市や社会基盤における地震及び台風災害の環境へのインパクトの評価と緩和技術 |