シンカイヒバリガイ(Bathymodiolua azoricus)のゲノム科学的解析:化学合成細菌共生と極限環境応答のメカニズムの解明
研究代表者 |
佐藤 矩行 独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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概要 | 本研究交流は、硫黄酸化細菌とメタン酸化細菌の両者を共生させ化学合成により栄養を得ているシンカイヒバリガイのトランスクリプトーム解析およびゲノム解読を通して、深海という極限環境への応答の分子メカニズムと代謝合成経路を明らかにすることを目的とする。具体的には、3種のシンカイヒバリガイを使って自然状態における共生関係の開始と維持の分子メカニズムを明らかにするとともに、メタン化合物、硫化物、温度、重金属、低酸素などのさまざまな環境ストレスに対するシンカイヒバリガイの応答の分子メカニズムとその代謝合成経路を明らかにする。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、自然状態における共生関係の開始と維持の分子メカニズムと、さまざまな環境ストレスへの応答の分子メカニズムを代謝合成経路とともに明らかにする。
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研究領域 | ライフサイエンス |