大腸菌のゲノム変化による遺伝的変異の背景にある転写制御ネットワーク変化の動的数理モデルによる理解
研究代表者 |
小笠原 直毅 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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概要 | 本研究交流は、病原性大腸菌などの金属ストレス応答に焦点をあて、ゲノム構造の変化とそれに伴う転写ネットワークの変化を動的数理モデルにより理解し、病原性大腸菌の遺伝的多様性獲得の分子機構の理解を深化させることを目的とする。具体的には、日本側は転写因子量や転写制御因子結合領域コピー数などを変動させた変異体取得やその金属ストレス応答のChIP-chip解析、トランスクリプトーム解析を担当し、英国側はこれらの情報から転写ネットワークの動的数理モデルを構築することを担当する。本研究交流で日英が相互補完的に取り組むことにより、システムバイオロジーを取り込んだ微生物学の発展に貢献し、病原性微生物の出現モデルや制御モデルに応用されることが期待される。
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研究領域 | システムバイオロジー |