多能性幹細胞のシステムズバイオロジー:転写因子ネットワークのメタ解析とシミュレーションによるロバストネスを持つ不均一性の理解
研究代表者 |
丹羽 仁史 独立行政法人理化学研究所, 発生・再生科学総合研究センター, プロジェクトリーダー
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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概要 | 本研究交流は、ES細胞の分子ネットワークについてシステムバイオロジー論的理解を進め、その生命機能の維持能力(ロバストネス)を与える分子機構を解明することを目的とする。ES細胞の分化過程に対し、具体的には、日本側は胚体外細胞系譜への分化誘導系などを担当し、英国側は神経細胞分化誘導系や iPS細胞へのリプログラミング系を担当する。さらに双方で共有化された大規模シークエンス解析や定量的プロテオーム解析などを組み合わせ、ES細胞における分子ネットワークの動態を解析する。本研究交流で日英が相互補完的に取り組むことにより、iPS細胞などを用いた再生医療研究に貢献することが期待される。
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研究領域 | システムバイオロジー |