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胞子虫類原虫における宿主内作動性エフェクター因子の機能的解析

研究課題

国際的な科学技術共同研究などの推進 戦略的国際科学技術協力推進事業 SICP スイス

研究代表者

山本 雅裕  大阪大学, 医学系研究科, 助教

研究期間 (年度) 2010 – 2012
概要本件研究交流は、熱帯地域で猛威を振るっているマラリアや後天性免疫不全症候群(AIDS)患者において重大な問題となっているトキソプラズマ症の原因病原体である胞子虫類原虫がどのようにして宿主細胞からの排除機構を逃れているかを特に原虫が宿主細胞に打ち込むエフェクター分子に注目して明らかにすることを目指す。具体的には、日本側は胞子虫類原虫エフェクター分子と相互作用する宿主因子の同定とその遺伝子改変マウスの作出を通じて哺乳動物の抗原虫応答を生体レベルで解明することを分担し、スイス側はエフェクター分子を欠損する原虫の網羅的な作製により病原性に関与するエフェクター分子のスクリーニングを分担する。2ヵ国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、宿主-病原性原虫の相互作用の包括的な解明と新規エフェクター分子と宿主因子の同定によるマラリア症/トキソプラズマ症の新規治療戦略の作出につながることが大いに期待される。
研究領域ライフサイエンス

報告書

(2件)
  • 2012 事後評価書 ( PDF )   終了報告書 ( PDF )

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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