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DNA損傷応答機構の遺伝子破壊株を使った、プロテオソーム解析による抗がん治療の為の標的分子の同定

研究課題

国際的な科学技術共同研究などの推進 戦略的国際科学技術協力推進事業 SICP スイス

研究代表者

武田 俊一  京都大学, 医学研究科, 教授

研究期間 (年度) 2010 – 2012
概要本研究交流はがん治療の標的分子を新たに見つけることを目指す。従来のがん治療は放射線治療に代表されるように、染色体DNAを損傷して正常細胞と共にがん細胞を殺す方法であった。最近のがん治療では、DNA修復の機能ががん細胞では正常細胞よりも低下していることに着目し、がん細胞の修復機能をさらに阻害することによって、正常細胞を傷めることなくがん細胞を選択的に殺す手法が模索されている。この考え方を基盤に、DNA損傷を修復するさまざまな酵素を阻害する薬剤が抗がん剤として開発されつつある。具体的には、DNA修復の機能を持つ今まで未知であった酵素を同定し、その酵素を阻害する抗がん剤の開発につなげて行くことを目的とする。酵素を同定するために、日本側は遺伝学的解析を分担し、スイス側はプロテオノミックスを分担する。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、新しいがん治療手法の開発につながることが期待される。
研究領域ライフサイエンス

報告書

(2件)
  • 2012 事後評価書 ( PDF )   終了報告書 ( PDF )

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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