1. 前のページに戻る

カメルーン熱帯雨林とその周辺地域における持続的生業戦略の確立と自然資源管理:地球規模課題と地域住民ニーズとの結合

研究課題

国際的な科学技術共同研究などの推進 SATREPS

体系的番号 JPMJSA1009
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJSA1009

研究代表者

荒木 茂  京都大学, 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授

研究期間 (年度) 2010 – 2015
概要地球温暖化を防ぐ「炭素の貯蔵庫」を荒廃から守る カメルーンとその周辺に広がる熱帯雨林は、炭素貯蔵庫として、重要な役割を担っている。しかしこの地域では、6,000万人の住民が燃料・食物・薬・建材等の供給を森林に依存しており、その荒廃を防ぐために森林保全と周辺住民の生活改善を試みる。住民参加による非木材森林産物の生態、利用調査をもとに、住民組織による森林資源の持続的利用システムを確立する。 伝統的なキャッサバ生産を強化し、住民の生活能力を向上 地域住民の生活改善策として、キャッサバ*の生産を強化し、余剰分を食品、酒類・飲料等へ加工し、その販売ルートの確立を目指す。また、非木材森林産物の再評価を行い、森林保全に役立てる。これらの成果を、森林・サバンナにおける土地利用や環境保全モデルの構築に活かす。2012年度までに、非木材森林産物の季節的生産量と収穫量、野生動物の密度分布が明らかになりつつある。また、改良品種の現地試験の結果、キャッサバの収量は2倍になり、茎の配布によって新品種が村の各世帯に行き渡った。 *キャッサバ...熱帯で広く栽培されている食用作物。タピオカの原料にもなる。
研究領域生物資源

報告書

(2件)
  • 2015 事後評価書 ( PDF )
  • 2013 中間評価書 ( PDF )

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst