超微粒子を対象とした流動層型の造粒・コーター装置の開発
研究責任者 |
馬渡 佳秀 九州工業大学, 工学研究院, 助教
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 本課題ではナノからミクロンオーダーの超微粒子を対象とした流動層型の造粒・コーター装置の開発目的とした。特に、そのような超微粒子が形成する凝集体の制御について、外部からの機械的な振動のアシストによる効果と、その流動機構について検討した。振動を流動層本体に付加することで、凝集体のサイズが減少することを確認し、さらに振動の伝搬が層全体に及ぶような条件では、凝集体群の層内における移動度が増大し、凝集体自身の転動効果が凝集体のサイズを大きく減少させることを見出した。従って、振動場を利用することで二次粒子としての凝集体サイズを制御でき、超微粒子を出発材料とした造粒・コーティング装置の開発に有意な知見を獲得できた。
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