奇異性脳梗塞の再発予防を目的とした卵円孔閉鎖システムの開発
研究責任者 |
赤木 禎治 岡山大学, 大学病院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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概要 | 卵円孔開存に起因する心原性脳梗塞が存在すること、特に若年成人の脳梗塞では主要な原因となっていることが、これまでの研究で確認されている。しかしその治療は、抗血栓療法を主体とした薬物療法に限られていた。われわれは心房中隔欠損症に対するカテーテル治療を積極的に進めるなかで多くの卵円孔開存症はカテーテル閉鎖が可能ではないかと考えるようになった。この研究では、これまで世界に存在する閉鎖システムと異なり、金属を全く使用しない新しい閉鎖メカニズムを作成することを目標とした。このようなシステムの臨床的価値は非常に魅力的であるが、卵円孔の形態は多様であり、この形態を3次元的に構築することが重要であった。
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