ハイドロゲルに固定化した耐熱性酵母によるエタノール生産の高度化
研究責任者 |
古田 雅一 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 耐熱性を有する酵母IFO0482株の発酵力を最大限に生かすため、効率の良いエタノール生産を達成できるハイドロゲルの調製条件を明らかにすることを本研究の目的とした。放射線架橋によりハイドロゲル化可能なゼラチン、PEGと荷電性を調節するため二加えて荷電性ポリアミノ酸の組み合わせを検討した結果、酵母がゲル内に維持されている場合は高温においても十分な発酵力を維持している可能性が示唆された。今後は酵母の発酵力を最大限に維持したままでハイドロゲルに組み込むための吸着性の良いハイドロゲルの開発とエタノール発酵能の発現条件のさらなる最適化に向けてさらに研究を推進する予定である。
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