研究責任者 |
花房 龍男 広島県立総合技術研究所, 東部工業技術センター, 研究員
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研究期間 (年度) |
2010
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概要 | 鋳込みと同時に、球状黒鉛鋳鉄におけるミリ単位以上のパーライト組織による部分硬化層を作製することを目的とし、各種パラメータの改質層におよぼす影響について調査した。 種々の改質用元素および粘結剤を検討し、これらの混合条件を検討した。これらの結果により、マトリックスのパーライト層の硬さは母材部のものと比較して約60~200Hvほど硬くすることが出来た。また、量産化技術の開発にも取り組み、粉体塗装法による改質剤の塗布が行えるようになった。 この技術を地場企業の製品に適用したところ、形状を良く転写し、mm単位以上の硬化層を得ることが出来た。今後、耐摩耗性の評価を行うとともに、広く普及活動を行う。
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